INTRODUCTIONイントロダクション

  • お笑いはもとより、脚本、小説、イラストとマルチな才能を発揮し続ける唯一無二の芸人=バカリズム。彼が2006年から実に3年もの間、銀行に勤めるOLになりきり、日々のあれこれをこっそり綴っていたブログ。
  • 鋭い観察眼によるリアル過ぎる日常は、多くの読者を「本物のOLだ」と信じ込ませ、著者の正体がバカリズムだと分かった時は「嘘だろ」「女心が分かり過ぎている!」「いや、頭おかしいだろ」など一躍話題騒然となった。
  • そのブログを書籍化した「架空OL日記」(小学館文庫 全2巻)を原作とした連続ドラマ(2017年)では、OLの主人公=“私”役を、バカリズムが演じる
  • 夏帆臼田あさ美佐藤玲山田真歩三浦透子といったそうそうたる女優陣が演じるOL軍団に、バカリズムがそのままの姿で溶け込む(?)様子は、視聴者にさらなる衝撃を与えると同時に多くのファンを生み出した。ドラマは「第55回ギャラクシー奨励賞」を受賞。脚本も担当したバカリズムは、同ギャラクシー賞の「特別賞」を受賞し、さらに脚本家にとって最も名誉ある「第36回向田邦子賞」を受賞するという快挙を成し遂げている。
  • そして2020年、『架空OL日記』がついに映画化!といっても、「映画だから」と大風呂敷を広げることは一切なし。ドラマと同じく銀行で働く彼女達の日常が、淡々とユーモラスに(時に辛辣に!)なんとも言えない絶妙な空気感で描かれていく。
  • 主演のバカリズムを筆頭に、メインキャストは続投。新たなキャストとして、韓国で抜群の知名度と人気を誇るシム・ウンギョン、日本からは坂井真紀志田未来石橋菜津美らが参加。いずれも実力は折り紙付きの女優陣の化学反応にも注目したい。
  • 監督はドラマと同じく住田崇が務め、さらにリアルでクレイジーなバカリズムワールドを映し出す。

STORYストーリー

憂鬱な月曜日の朝。銀行員OLの“私”(バカリズム)の1週間が始まった。眠気に耐えながらもきっちりメイクして家を出る。ストレスフルな満員電車に揺られ、職場の最寄り駅で合流するのは社内で一番仲良しの同期=マキ(夏帆)。私と価値観の近いマキとの会話は、時に激しく不毛ながらも不思議に盛り上がる。会社の更衣室で後輩のサエ(佐藤玲)と入社8年目の小峰(臼田あさ美)、10年目の酒木(山田真歩)が加わり、いつものように就業前のおしゃべりに華が咲く…。

CASTキャスト

みさと銀行一般職OL。実家住まいで、ややインドア派。
何かとややズボラ気味な性格。
通称「マキちゃん」。「私」の同期で親友。
ストイックな性格で、筋トレにはまっている。
通称「小峰様」。姉御肌で上司にもはっきりモノを言う、「私」の頼れる先輩。
通称「サエちゃん」。「私」の後輩で、妹キャラ。
漫画が大好きで、やや天然な一面を持つ。
規律に細かく、家庭的でしっかりものの先輩。
趣味は太極拳とカラオケ。
通称「かおりん」 おとなしめだが、独特のセンスを持つ後輩。
韓国からの海外採用で入行。
日本のアニメや漫画が大好きで、日本の歌にも詳しい。
「私」の働くみさと銀行の課長。
仕事はできるが機嫌の波があり、怒ると怖い。
「私」の地元の友達。会話にちょいちょいクイズを挟んでくる。
「私」の地元の友達。会話にちょいちょいノロケを挟んでくる。

MUSIC音楽情報

主題歌

「月曜日戦争」

吉澤嘉代子(日本クラウン)

コメント

ドラマ版に続き、映画でも「月曜日戦争」が主題歌に決定しましたが、お気持ちをお聞かせください。

やったー!!!と思いました。私でなかったら泣いちゃっていたかもしれません。もういちど求めてもらえたことに、ふたたびあの世界のひとつになれることに、つくり手としての喜びを感じました。

吉澤さんにとって「架空OL日記」はどのような作品でしょうか?

自分の歌が何かの一部になれる喜び、人やひらめきとの出会いを与えて貰いました。バカリズムさんの畏怖の念すら抱くほどの完璧なパワーワードに刺激されました。

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